猫との暮らし

我が家には、かつて2匹の猫がいた。

それぞれ18歳、14歳で虹の橋へ旅立った

犬は飼育したことがあるが、猫を飼うのは

始めててだった。

最初に我が家にやって来たのは、ラグドール種の女の子。ブルーの瞳を持ち、フワフワの綿毛のような毛を纏い

天使が空から降りてきたような子だった。

しかし、見た目とは違いかなりきつい性格だった。抱っこが嫌いで、あまりの可愛さに抱き上げると猫パンチをくらうこともしばしば。

気に入らないとシャーシャーと威嚇の連発。以前、飼っていた犬とのあまりの違いに驚いた。

猫はそもそも、犬とは違い、、単独で生きる動物。犬のようにリーダーに従ったりはしない。しかも、飼い主は猫の魅力に取り憑かれ、あっと言う間に猫様の従僕になってしまうのだ。

まさに、猫が人間を飼育?しているのだ。私は彼女のご飯係と身の回りのお世話係に任命されたらしい。

たとえ、理不尽な猫パンチをされてもいそいそとご飯の準備に取り掛かるのだ。

そんな生活から、4年後縁あって今度はメインクーン種の男の子がやって来た。

とても、温厚な紳士で人間や先住猫への挨拶も欠かさない律儀な子だった。

毎度、先住猫からシャーと拒絶されてもめげなかった。彼は、フレンドリーで静かな飼い猫の模範のような子だった。人間にも、べったりでは無く、彼なりのポリシーかあるらしく、きちんとと距離をとって行動する子だった。

最初は、まったく別々の部屋で暮らしていたが、晩年は距離を取りながらも同じ部屋にいた。よく動画などで、ひとつのベッドで「猫団子」になっている様子が上げられているが

我が家の猫達は、先住猫が虹の橋に行くまでそんな光景は目にしたことが無かった。本当に、猫と言うのは、とてもそれざれ個性があり一緒に暮らしてみないとわからない。

猫と暮らして、学んだ事は理解出来ない行動も「猫には猫の理由がある」と言う事。これは人間の世界を生きる上でも多いに役立った。時には、他者の視点に立つことの大切を学ぶ事ができた。

今振り返ってみれば、お世話は大変だったが、皆良い思い出だった。そして、家族となってくれた猫達に感謝の思いが一杯だ。

もうすぐ、天使?だった子の命日がくる。