母の日

ゴールデンウィークも、母の日も終わった。
花屋では、カーネーションの鉢植えが値下げされて売られていた。
毎年、この日が近づくと
「お母さんに感謝の言葉を」とか「お花を贈ろう」などと、世の中がやかましくなる。
私は、以前から「母の日」には疑問を持っていた。
自分も親となり、子供から可愛い感謝の手紙やプレゼントを貰ったりして、とても嬉しかった。
でも、ふと考えると縁あって、子供がこの世に誕生してくれたお陰出「母親」になれたわけだ。故に、「母の日」とは母親にしてくれた子供に感謝する日ではないかと
ずっと思ってきた。
確かに子育ては、喜びも沢山あるが反面
大変しんどい側面もあることも確かだ。
でも、人として学ぶチャンスを沢山提供してくれる。
私は、自分の子育てを振り返ってみて
相手の気持ちに寄り添うことの出来ない
未熟な人間だったと思う。
それは、昭和世代の親に育てられた影響が大きい。
子供が、親の言う事に従うのが当然で
自分の意見を言おうものなら、こっぴどく
叱られた。
その為、自分もすり込み現象で子供にも
そのように接してきた。
当然、子供との軋轢も生じ、理不尽な思いもさせてきた。
だからこそ、「母の日」は、自分が祝ってもらうに相応しい人間か総点検する日にしてはどうか?とおもう。
反省する人は、進化する。謙虚な気持ちを持つことは大切だ。
私は、子供たちのお陰でやっと少しばかり
相手の気持ちを慮る人間に成長したようにおもう。
これからも、生かされている事に感謝しつつ、少しでも進化したいと思う。