スズメ

「チュン、チュン」朝から、庭からスズメの声が聞こえる。

どうやら、朝ご飯?の催促のようだ。先月の終わり頃、朝食のパンが残ったので、細かく刻んで庭に置いてみた。暫くすると、一羽の子雀がやって来て慎重に安全を確認。その後、食べ始めた。

やがて、スズメの数が少しずつ増え出してきた。スズメ達が、スズメネットワーク?を利用して餌場情報を発信したのだろう。今では、大半が子スズメ達だが、10羽程がやって来るようになった。

私とスズメの付き合い?は、長い。以前、隣家に大きな柿の木があり、ちょうど我が家の境界線にあったので、その下に足付きのテーブルを置いて餌台にして見た。その柿の木が、スズメ達の止まり木になっていたので、喜んでくれるかも?とおもったのだ。

すると、目ざとく餌台に気付く、毎日利用してくれるようになった。子スズメが、親スズメから、餌をもらう光景や縄張り争いもあり、スズメの生態を観察出来て楽しかった。

スズメを驚かさないように、私は匍匐前進で窓辺のカーテンに近寄り、隙間から観察していた。

そんな、楽しい時間も3年程で終了した。ある日、柿の木が突然切られ、引っ越しをされたのだ。止まり木が無くなったせいか、スズメ達の姿を見かけることは、無くなってしまった。

今から、6年前の事だ。なので、久しぶりのスズメ達の交流は、楽しい。動物園の餌係よろしくスズメが、食べ易いように細かく刻み、雑穀米等を混ぜて与えている。

スズメの鳴き声も、「チュン、チュン」や「ジジィ、ジジィ」など何種類かあるようだ。どんな会話をしてるのか、知りたいものだ。

これからは、スズメ達の行動と鳴き声の関連性を調べてみようか、と思う。