雀とツバメ

このところ、すずめの姿をみかけなくなった。
そういえば、ツバメの飛来数も年々、減っている気がする。
と思っていたら「身近な野鳥が20年で大幅減」と言う記事が載っていた。
野鳥が、空中で虫を捕まえれる広い農地の減少も影響か?と専門家の指摘も。
私が住む町も、あっと言う間に田んぼが住宅地となりアメンボ、蛙、タニシなどの生物が消えた。
田んぼの周りには、キツネのボタン、ジシバリ、キュウリグサなど様々な雑草が生えていて、子供たちと図鑑で名前を調べたり
レンゲを摘んだりした思い出がある。
キジの親子も住んでいて、毎朝鳴き声が聞こえていた。
宅地開発が進む中、忘れられない光景がある。キジの親子の安否が気がかりだった私は、ある時出来上がった道路の片隅に
キジの親子を見つけた。住処を奪われ呆然としている様子で胸が痛んだ。
地球上に住むのは、人間だけではないのに。
野生の動物たちには、何もしてあげれないが、せめて常に彼らの事を気にかけて上げることが大切だと思う。