大切な漫画本
何気なく、新聞の書籍の広告欄をみていると
「小さなひとり暮らしのものがたり」みつはしちかこ著
という本の紹介がされていた。懐かしい!
私はみつはしちかこさんの「小さな恋のものがたり」の大ファンだった。
結婚して共稼ぎとなり、今と違って昔は
家事は、殆どが女性するものーという認識だった。なので、仕事と慣れない家事で
ヘトヘトになり、体調を崩しよく寝込んだ。
私が寝込むたびに、新婚の夫が、私の好きな「小さな恋のものがたり」の漫画本を買って来てくれた。おかげで、自分で買い集めたものと合わせて、当時発刊されていたものを殆ど揃えることが出来た。
それだけ、頻繁に寝込んだことになる。
ノッポのサリーとちっちゃなチッチのおかしくも可愛い恋模様を描く名作だ。
みつはしさんは、80代になられるとか。今でも大切に保管している。
久しぶりに、本棚から取り出して読んで見ようと思う。
月に思う
11月8日の皆既月食は、何でも442年ぶりとかで、やたらニュースで取り上げられていた。
私は、何故か子供の頃から、夜空に輝く月を見るのが苦手だった。なんだか、月に自分を観察されているような気がして、怖かった。頭の中身、心の中、日頃の行い、知性、教養などデータを取られているような気がした。
「月には、うさぎがいて餅つきをしている」なんて、絶対嘘だと思った。
何か得体のしれないものがいるに違いないーと密かに思っていた。なので、今回の皆既月食が始まりかけた時に、夫が声をかけてくれたけれど、ほんの少し、お付き合いしてサッサッと家の中に避難?した。
何故、月に対してこんな感情を持つのだろう?きっと、前世はかぐや姫かも知れない。悲しい思いを抱いて月に帰った、その記憶が何処かに残ってるから?なんてアホな事を考えた。
バッタとの攻防
今年の夏、家庭菜園でゴーヤ、胡瓜、ミニトマト、ピーマン、パプリカを植えた。
特にミニトマトなどは、ひと株から300個ぐらいの収穫があった。
ピーマンやパプリカも夏の終わる頃まで実をつけてくれた。
てなわけで、いずれもひと株の苗から予想以上の収穫があり、すごいお得感があったので、10月に入って芽キャベツ、ブロッコリー、スナップエンドウ、さらにいちごの
苗まで買って来た。頂き物の野菜の種も消費期限が近いので植える事にした。
まずは、土作り。培養土、米糠、石灰等を混ぜてフカフカの土を作り野菜の苗を植え、種はプランターに植えた。
ブロッコリーは、順調に育ち毎日、楽しみに庭の畑の様子を見に行った。
ところが、二株植えたブロッコリーのひと株だけにおんぶバッタファミリー?が3匹もしがみついていた。
翌日も、残念な事にバッタファミリーがしがみついていて、よく見ると葉がきれいに食べつくされて憐れなすがたに!
仕方ないので、割り箸でつまんで近くの草むらに強制退去となった。
2,3日は、姿を見かけなかったので、安心していた。ところが、またもやバッタ出没!今度は、2匹なので違う一族?かもしれない。
仕方ないので、ブロッコリーをプランターに植え替えて防虫ネットで防御する事にした。バッタの言い分としては「そこに美味しい食べ物があるから」やってくるのである。
無農薬で野菜等を育ててる農家の方々のご苦労が身にしみた。
しかし、野菜作りをはじめて気づいたことがある。子供の頃から、何かを育てたり、世話をする事が好きだったということ。
動物のお世話など少しも苦にならず、むしろとても楽しかった。これから、収穫までの楽しみが増えた。
梅干しに救われる
ようやく秋らしくなり、頭もスッキリしてきた。今年の猛暑は、大変だった。エアコン無しでは、命の危険さえ感じた。
こんな中で、大活躍したのが、梅干しだった。今年は、予感したのか例年の3倍の15キロを漬けた。
昨年から、昔ながらの塩分濃度の20%でつけてるので、順調に仕上がり
3日間の天日干しで、太陽エネルギーをしっかりチャージ出来た。それまでは、減塩梅干しを作っていたが、不手際からか、カビが上がることもあり、気が抜けなかった。
熱いお茶に梅干しを潰しながら、飲んだり。毎日の食事にも必ず、梅干しを添えた.梅酢も色々利用できる。喉の痛むがある時のうがい薬として、またドレッシングや漬物、魚の煮付けにも使える。
まさに、スーパー調味料にもなる。先人の知恵は、本当に凄い!
梅干しは、諸説あるが、飛鳥時代に日本に伝われたとも言われているらしい。
友を偲ぶ
2月に親しくしていた友人が亡くなり、8月に初盆を迎えるため花が大好きだった友人に供花を贈った。亡くなってから、段々月日を重ねていくほど、悲しみが深くなる事に気づいた。自分が友人を思うとき、故人は側にいてくれると聞いた。なので、庭の花の手入れをしている時「今日も綺麗に咲いてるよ」とか「コーヒー飲むよ」などと心中で語りかけている。
こんな私も、必ずいつの日かあの世に行く。私が悲しいのは現世で一緒に過ごす時間が断ち切られたからだ。
こんな話をしたかった、あの街に旅に行きたかった等など。きっと彼女もあの世でそんな事を思ってるかも知れない。
あの世は、過去を振り返る場所、この世は未来を作り出す場所。彼女の事を常に思い出してあげるのも、私にできる最大の供養かも知れない。
これからの人生において、少しでも明るい未来を作り出せるよう、毎日の生活を丁寧に生きよう。
トイレが壊れた!
それは、前触れもなく突然やってきた。
7月のある日、午後遅くトイレの水が流れなくなった。
リモコンは作動するが、トイレの電源が入らない。思い起こせば、このトイレが我が家に来てから、11年目になる。
ちょうど、トイレのリフォーム工事中に
東北大震災が起き、トイレの搬入に3ヶ月以上かかったのを記憶している。
なので、寿命が尽きたのか?と思った。
業者に相談すると、今のトイレと同機種の
購入には最低でも3ヶ月かかるといわれた。
これも、あの戦争の影響か?
仕方が無いので、違う製品に切り替えて工事の依頼をしたが、なんとこれも搬入まで10日間もかかるという。
さて、トイレの無い生活を10日間もどう乗り切ろう?という事になり
私は、災害用に備蓄していたトイレ用品を使ってみる良いチャンスだとおもった。
お小水の方は、風呂の残り湯利用でなんとかなるが
大の方は、残り湯でちやんとながれるのか
心配だった。なので、夫はコンビニトイレのお世話になり、私は備蓄用品を試すことになった。結論から言うと、備蓄用品はかなり使える。ストックをして置いて良かった。
10日間が本当に長く感じた。日常の当たり前の生活がかけがえの無い、ありがたいものだとしみじみ感じた。
これからも
『備えあれば憂いなし〛の災害を常に意識した生活をして行こうとおもった。